オオチョウジガマズミ(大丁字莢蒾)

別名 
科属 レンプクソウ科ガマズミ
学名  Viburnum carlesii Hemsl. var. carlesii

参考: 葉っぱでおぼえる樹木(柏書房)/日本の樹木(山と渓谷社)/樹に咲く花(山と渓谷社)

樹形

12.04.24森林公園

樹木解説

高さは1-3mになる。樹皮は灰褐色で、縦に裂け目が入る。葉は対生し、葉柄は3-9mm、葉身は長さ3-10cmの広卵形から狭楕円形、まれに心形で、先端は鋭頭または短い鋭尖頭、縁には鋸歯がある。葉の表面は分岐毛か短い開出毛があり、裏面には褐色の粉状の細かい星状毛と1-7放射状の星状毛が密生する。側脈は4-6対あり、わずかに曲がって葉の縁まで伸び、表面はへこみ裏面に突き出る。花期は4月下旬-5月。枝先に径3-6cmになる集散花序をつけ、まばらに多数の花をつける。萼は5裂し、裂片は長さ0.7-1mmの小さな扁平な卵形で無毛。花冠は高杯状、径10-15mm、花冠筒部は長さ8-10mmの狭円筒形で、花冠の先は5裂して平開し、裂片は長さ5-6mmの広卵形、白色で花冠外側はピンク色を帯び、つぼみ時は赤紫色で、花に芳香がある。果期は6-10月。果実は長さ7-10mmになる扁平な長楕円形の核果で、黒く熟す。

10.04.24森林公園

10.04.24森林公園

10.04.24森林公園

11.04.10森林公園

補足