ガビサンヤマボウシ(峨眉山山法師)

別名 メラノトリカ
科属 ミズキ科ミズキ属
学名 Cornus hongkongensis ssp. melanotricha

性状
常緑小高木
葉の分類
対生、単葉、広葉、切れ込みなし、鋸歯なし
類似
備考

参考: 葉っぱでおぼえる樹木(柏書房)/日本の樹木(山と渓谷社)/樹に咲く花(山と渓谷社)

樹形

14.05.14森林公園

樹木解説

高さは3-5m。葉は互生し、短い葉柄を持つ卵状楕円形で、先はとがりる。5-6月、枝先の葉腋に白色の花をつける。花弁状に見えるのは発達した萼片であり、実際の花は中央部にまとまった小花である。10月頃、球状に赤く熟す。

14.05.14森林公園

13.06.30森林公園

14.05.14森林公園

14.05.14森林公園

補足

常緑ヤマボウシ・ホンコンエンシスの小型版が「メラノトリカ」、通称「ガビサンヤマボウシ」、常緑だが紅葉する。常緑のヤマボウシは「ホンコンエンシス‘月光'」(大輪)と「ホンコンエンシス・メラノトリカ」があるが、単に「ホンコンエンシス」という名前で出回っている。

常緑山法師

ホンコンエンシス ホンコンエンシス月光 ガビサンヤマボウシ ヒマラヤヤマボウシ
幅が広く、深い
緑で厚みがある。

幅が広く、深い緑で
厚みがある。

少し濃い緑色で幅はない。
形はヒマラヤヤマボウシ
に似ている。

黄緑色に近く葉も細い。

ヤマボウシのよう
な形で量は程々
形はホンコンエンシス
と同じだが、比較に
ならない程大量の花を
つける。
花は一回り小さい。量は
ホンコンエンシス程度。
ヤマボウシのような形で
一回り小さく、少し黄色
みがかっている。
特徴
花は適度な量
で、冬でも葉
を落としにくい。
耐寒性はホンコン
エンシスより弱く、
寒くなると落葉樹の
ように紅葉が見られ
る。
冬場でも比較的葉を
落としにくい。
黄緑色でシャープな葉が
涼しげな常緑ヤマボウシ。
花は少し黄色かかって
いる。