ハナミズキ(花水木)

別名 アメリカヤマボウシ
科属 ミズキ科ミズキ属
学名 Cornus florida

性状
落葉小高木
葉の分類
対生、単葉、広葉、切れ込みなし、鋸歯なし
類似
備考

参考: 葉っぱでおぼえる樹木(柏書房)/日本の樹木(山と渓谷社)/樹に咲く花(山と渓谷社)

樹形

09.04.10浜松町

樹木解説

高さは5-12mになり、樹皮は灰黒色で細かな亀裂が入る。葉は長さ7-15cm、卵形または広卵形で全縁。先はとがり基部は広いくさび形または円形。裏面は粉白色を帯び、脈上に毛がある。側脈は6-7対。4-5月、黄緑色の小さな花が15-20個集まった球状の頭状花序を付ける。白い花弁状の総苞片は広倒卵形で長さ4-6cmと大きく先端はひこむ。果実は核果で長さ1.2cmの楕円形。枝先に数個集まってつく。

08.10.30ふじみ野

12.04.26上福岡

09.04.11神代植物園

11.04.15上福岡

10.04.14神代植物園園芸種「クラウド・ナイン Cloud9」

10.04.24上福岡

09.04.18上福岡

13.05.04森林公園

09.07.26上福岡

09.09.21上福岡

09.09.21上福岡

11.01.12森林公園

補足

 

ハナミズキ

ヤマボウシ

備   考

分類 ミズキ科ミズキ属 ミズキ科ミズキ属 同種
色は白、ピンク、4個、幅が広く先はへこむ 色は白、ピンク、4個、幅はやや狭く先は尖る  

対生、長さ7-15cmの卵形または広卵形で全縁、先はとがり基部は広いくさび形または円形。裏面は粉白色を帯び、脈上に毛がある。側脈は6-7対。

対生で枝先に集まってつく、長さ4-12cmの卵状楕円形で全縁、あるいは低い鋸歯がありやや波打つ。葉表は緑色、葉裏は緑白色で毛が散生、側脈は4-5対。


花期

4-5月頃、葉より先に咲く

5-6月頃、葉が展開した後花が咲く

花期は花水木の方が早い

鮮赤、楕円形の小さな実の集合

オレンジ色、球形

捕食の違いで、ハナミズキは鳥類、ヤマボウシは猿等向け


小説の木々

公園のあちこちに白やピンクのハナミズキが咲く。日比谷公園には、日本の公園ならどこにでもあるサクラが極端に少ない。鶴の噴水のある池の端に一本ある。ほかにもあるだろうが、あまり目立たない。ある春の夜、噴水池の近くを通ると暗がりの中で花見をしているグループがあった。ビニールシートを敷き、数人の男女がサクラの木の下で静かに酒を飲んでいた。盛り上がっていないのは一目瞭然だ。やはり花見なら上野公園や靖国神社などのように何百本のサクラが咲いているほうがいい。その点、五月のハナミズキはすがすがしい。鮮やかな緑の葉に白やピンクの花を付ける。アメリカから贈られたものだと聞いたことがあるが、穏やかでつつましく、薫風に揺れる様は、出勤する裕也の心を癒してくれる。(「告発者」江上剛)