樹木解説
高さは2-6mになる。葉は対生し、長さ4-7cmの楕円形または倒卵状長楕円形で先端は刺状にとがり、ふちに刺状の鋭い鋸歯が2-5対ある。老木では全縁のものが多い。葉の表面は光沢があり、厚くて硬い。11月、葉腋に芳香のある白い花を束生する。花冠は直径約5mmで4深裂し、裂片は反り返る。果実は長さ1.2-1.5cmの楕円形で、翌年の6-7月に黒紫色に熟す。
10.10.19神代植物公園 |
10.10.19神代植物公園 |
09.11.03小石川植物園 |
09.11.07神代植物公園 |
10.10.27森林公園 |
11.06.23神代植物公園 |
08.11.02上福岡Osmanthus heterophyllus 'Variegatus' |
10.12.03小石川植物園 |
補足
- 若木には2~5対の歯牙があるが、成木では葉のその歯牙(ギザギザ)がなくなる。
09.01.11成田
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09.01.11成田
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09.01.11成田
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09.01.11成田
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小説の木々
柊の垣根がどこまでも続いていた。車の往来が激しい幹線道路から、ひっそりとした市道へ曲がる角に「国立ハンセン病資料館」と「天生園」という表示があった。そこから先、市道の東側半分は住宅地となる。その町と一線を引くかのように、延々と柊の緑があった。「これ、患者が脱走しないようにって、いっぱい張り巡らせたんだって」垣根の横を歩きながら、千太郎は密集した柊の葉に片手の指先を這わせてみた。資料館の前には、お遍路の母子像があった。母が病んだのか、あるいは子供が病んだのか。この病気を患ったことで故郷を追われ、見知らぬ里をさまよい歩いた親子が昔はいたのだろう。(「あん」ドリアン助川)