樹木解説
高さは1-1.5mになる。樹皮は暗褐色。葉は互生し、長さ5-10cmの倒披針形でふちは全縁、厚い革質で光沢がある。3-4月、枝先に芳香のある花を10-20個頭状につける。花に花弁はない。萼は肉質の筒型で先が4裂して広がり、花弁のようにみえる。外側は紅紫色で無毛、内側は白色。雄しべは8個あり、萼筒の上部に4個ずつ上下2段につく。雌雄異株。果実は直径約1cmの楕円形で赤く熟す。
09.01.04上福岡 |
09.02.18五反田 |
10.03.06小石川 |
09.02.22ふじみ野 |
09.02.18五反田シロバナジンチョウゲ |
10.03.06小石川 |
10.03.06小石川 |
10.03.06小石川 |
小説の木々
「着いたよ、お父さん」私は深呼吸した。沈丁花の甘く酔わせる芳香が鼻孔をくすぐる。嗅いでいると、闇の視界いっぱいに手鞠状の花が咲き誇った。(「闇に香る嘘」下村敦史)