樹木解説
高さは5-6mになる。葉は互生し、長さ5-11cm、幅3-7cmの菱形状円形または広卵形で、基部は左右の形が異なる。質は厚く、表面はややしわがあり、裏面の脈上に星状毛がある。ふちの上部に波状の鋸歯があり、下部は全縁。2-3月、葉に先立って黄色の花が咲く。花弁は4個で長さ1-1.5cmの細長い線形。雄しべは4個で短く、内側の4個の仮雌しべがある。葯は暗赤色、雌しべは1個で花柱は2つに分かれる。萼は4裂する。萼片は長さ約3mmの楕円形でそりかえり、内側は暗赤紫色で外側には褐色の短毛が密生する。さく果は直径1cmほどの卵状球形で萼片が残り、外側に短い腺毛が密生する。熟すと2つに裂け、光沢のある黒い種子を2個はじき出す。
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