樹木解説
高さは5-6mになる。葉は互生し、長さ10-20cmの卵状楕円形または広披針形で先端は鋭くとがり、ふちには波状あるいは粗い鋸歯状に浅く2,3裂する。12-2月に枝先に杯状花序が多数集まってつく。花弁のようにみえるのは苞葉で鮮やかな濃紅色、紅色、ときに淡紅色、黄色、白色などに色付く。杯状花序には黄緑色の壷形の総苞の中に数個の雄花と1個の雌花がある。
12.10.28ペルーイカ |
11.12.09浜松町 |
12.10.28ペルーイカ |
14.04.05筑波実験植物園温室 |
小説の木々
メルボルンは昼間、どんなに暑くても、夜は涼しくなったが、ブリスベーンは夜も、蒸し暑さがおさまらない。テニス・コートのほうへ歩いていくと、ジャカランダの花がコート一面にほの白く散り敷き、その向こうに、ポインセチアが、亜熱帯の樹木らしいオレンジ色の大きな花を付けて、月の光の中に浮かび上がっている。(「二つの祖国(二)」山崎豊子)