樹木解説
ハウチワカエデと良く似るが、ハウチワカエデは葉柄が葉身の1/2以下の長さしかない。ハウチワカエデの花は赤いが、コハウチワカエデの花は黄色い。高さは約10mになる。樹皮は灰青褐色でやや滑らか。若枝や葉柄には軟毛がある。葉は対生し、洋紙質で直径6-8cmあり、掌状に7-11裂する。裂片は狭卵形でふちに鋭い鋸歯がある。5-6月、本年枝の先に散房花序をだし、淡黄色の花を開く。雄花と両性花があり、花弁は5個、雄しべは8個。子房には白い軟毛が密生する。翼果は長さ葯1.5-2cmでほぼ水平に開く。
09.04.29森林公園 |
08.11.24森林公園 |
09.04.11神代植物園 |
09.04.11神代植物園 |
09.04.29森林公園 |
09.11.29森林公園 |
10.05.07白金台 |
補足
ハウチワカエデ | コハウチワカエデ | オオイタヤメイゲツ | |
別名 | メイゲツカエデ | イタヤメイゲツ | ー |
葉形 | 掌状円形 | 掌状円形 | 掌状円形 |
葉長 | 長4.5-9cm、幅5.5-11cm | 直径5-8cm | 長4.5-8cm、幅6-12cm |
葉裂 | 9-11浅中裂 |
5-11裂 | 9-13裂 |
葉柄 | 葉身の1/2-1/4、有毛 | 葉身と同長-2/3、有毛 | 葉身と同長-2/3 、無毛 |
花 | 複散房花序暗紅色 | 散房花序淡黄色 | 複散房花序 淡黄色 |