クズ(葛)
別名
科属 マメ科クズ属
学名 Pueraria lobata
性状
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落葉つる低木
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葉の分類
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互生、複葉、三出複葉、切れ込みなし、鋸歯なし
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類似
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備考
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参考: 葉っぱでおぼえる樹木(柏書房)/日本の樹木(山と渓谷社)/樹に咲く花(山と渓谷社)
樹形
10.08.23武甲山
樹木解説
つるをよく伸ばし、長いもので10mになる。樹皮は灰褐色。葉は長い葉柄のある大きな三出複葉広円形で、ときに浅く2,3裂する。先端は鋭く尖る。基部はほぼ円形。葉縁は全縁で大きく波状となる。葉表は緑色で粗い伏毛があり、裏は緑白色で毛がやや密生する。花期は7-9月、葉腋から15-20cmの総状花序をだし、紅紫色の蝶形花を咲かせる。豆果は長さ5-10cmの扁平な線形で褐色の粗い毛で覆われる。
13.09.10小石川植物園 |
12.09.05小石川植物園 |
10.08.23武甲山 |
13.11.05香川県東かがわ市 |
小説の木々
暮れ色の深まる道を、栄恵の歩調に合わせ、ゆっくりとたどった。手入れをされていない路傍の茂みからは、葛の蔓が何本も飛び出し、その先端が革靴の脇をこすった。行く手から鈴虫の鳴き声が聞こえ、それはだんだんと大きくなり、しかし二人がそばへ行きつくと唐突に途切れ、しばらくするとまた頭の後ろで響きはじめるのだった。(「鏡の花/たゆたう海の月」道尾秀介)