モモ(桃)

別名 
科属 バラ科サクラ
学名 Amygdalus persica

性状
落葉小高木
葉の分類
互生、単葉、広葉、切れ込みなし 、鋸歯あり
類似
備考

参考: 葉っぱでおぼえる樹木(柏書房)/日本の樹木(山と渓谷社)/樹に咲く花(山と渓谷社)

樹形

15.04.01東京都薬用植物園

樹木解説

樹皮は暗紫褐色。葉は互生し、広倒卵形または楕円状披針形で長さ7-16cm。4月上旬、前年枝の葉のわきに1-3個花をつける。花径は3-5cmで、葉より先か同時に咲く。花色は普通淡紅色だが変化が多い。基本種の花弁は5個で平開する。果実は球形で大形、7-8月、黄白色、紅色に熟す。

12.04.05森林公園

10.04.29上福岡

10.04.03上福岡

09.07.12上福岡

11.04.10森林公園

11.04.10森林公園

11.04.11上福岡

11.04.11上福岡

小説の木々

三人で仲よく幸せに暮らしていたマンションの近くには、ちょっとした公園があった。そこには桃の木が一本、植わっていた。毎年春になると、それが、実に見事な花を咲かせるんだ。満開になった濃いピンク色をした花の下、おれが理沙の腰に後ろから両腕を回した姿を写したスナップ。二人とも顔一面にとってもいい笑みを浮かべている。まるでこの世の中に、悲しみとか、苦しみなんてものは何もないみたいに。多香子が撮ってくれた傑作は、おれのたったひとつの宝物さ。いつの日か、舎房の廊下に響く警備隊員たちの靴音がおれの房の前でぱたりと止み、刑場に連れて行かれるとき、おれは、必ずあの写真を懐に入れていくつもりだ。(「冤罪死刑」緒川怜)