樹木解説
高さは約15mになる。樹皮は滑らかで暗灰白色。老木になるとすじ状の窪みができる。葉は互生し、葉身は4-8cmの卵形または卵状楕円形で、側脈は7~15対。葉柄の元は赤みを帯びる。葉縁は不揃いの重鋸歯、葉先は尾状に長く尖る。若葉は赤色で目立つ。花は4-5月に開く。雄花序は黄褐色で長さ4-10cm、前年枝から垂れ下がる。雌花序は本年枝の先につく。果穂は長さ5-6cm。
アカシデ、クマシデ、サワシバ、イヌシデの区別は難しい。花期はアカシデは雄花の苞が赤みを帯びる、秋には他の3種の葉が黄色になるのに対して、アカシデの葉は紅葉する。
14.05.20森林公園 |
13.05.04上福岡 |
14.05.20森林公園 |
11.04.10森林公園 |
11.04.10森林公園 |
09.11.15森林公園 |
10.07.17森林公園 |
10.07.17森林公園 |
補足
サワシバ |
クマシデ |
イヌシデ | アカシデ |
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科属 |
カバノキ科クマシデ属 |
カバノキ科クマシデ属 |
カバノキ科クマシデ属 | カバノキ科クマシデ属 |
樹皮 | 淡灰褐色、浅い菱形の裂け目 |
黒褐色、縦に裂け目 |
灰白色で滑らか、白い縦の筋 | 暗灰白色、筋状のくぼみ |
葉身 | 長さ6-15cm、幅4-7cmの広卵形、葉柄は1-2cm | 長さ5-10cm、幅2.5-4.5cmの狭卵形-卵状長楕円形、葉柄は0.8-1.5cm |
長さ4-8cm、幅2-9cmの狭卵形-卵状長楕円形、葉柄は0.8-1.2cm | 長さ3-7cm、幅2-3.5cmの卵形-卵状楕円形、葉柄は0.3-1.4cm |
葉縁 | 不揃いの細重鋸歯 | 重鋸歯 | 鋭く細かい不規則な重鋸歯 | 不揃いの細かい重鋸歯 |
側脈 | 15-23対 | 20-24対 | 12-15対 | 9-15対 |
基部 | 明確な心臓形 | 円形または浅い心臓形で左右不同 | 円形から楔形 | 円形から浅い心臓形 |
果穂 | 4-15cmで長い、果苞は1.8-2.5cmの長楕円形、鋭鋸歯で密 | 5-10cmで太い、果苞は1.5-2cmの狭卵形、粗鋸歯で密 | 4-8cmで、果苞は2-2.5cmの半長卵形、不整鋸歯で疎 | 4-10cmで、果苞は2-2.5cmの不整長卵形、裂状で疎 |
特徴 | 側脈が多い、葉幅が広く基部が心臓形 | 側脈が多い、葉幅が狭く基部は左右不同 | 側脈が少ない、葉柄に淡褐色の毛が密生、葉先は短くとがる | 側脈が少ない、葉柄が無毛、葉先が尾状に長くとがる |