キンギンボク(金銀木)

別名 ヒョウタンボク
科属 スイカズラ科スイカズラ属
学名 Lonicera moroowii

性状
落葉低木
葉の分類
対生、単葉、広葉、切れ込みなし、鋸歯なし
類似
備考

参考: 葉っぱでおぼえる樹木(柏書房)/日本の樹木(山と渓谷社)/樹に咲く花(山と渓谷社)

樹形

10.04.18小石川植物園

樹木解説

スイカズラに酷似するが、唇状の花弁が5つにはっきり分かれている点と、6~7月頃に2個ずつ合着した実を付け、熟すと丁度「赤い瓢箪(ヒョウタン)」の様な形をしている点、蔓性では無い点などが大きな違いである。高さは2mになる。若い枝には短軟毛が密生し、葉は長さ2-5mmの葉柄をもって対生する。葉身は広楕円形から狭楕円形ときに円形で、長さ1.5-5cm、幅0.8-3cm、葉の先端は鈍頭から円頭で凸端になる。葉の表面にはしわがあり、裏面には立軟毛が密生する。縁は全縁。開花時期は4-6月。葉腋から長さ5-15mmになる花柄を出し、長さ3-5mmの苞をつけ、2花をつける。花冠はほぼ放射相称で、やや2唇状の5裂片に分かれ、裂片の長さは7-12mmになる。雄蕊は5本ある。果実は径6-8mmの球状の液果で7-9月に赤熟する。果実は有毒とされる。花は、はじめ白いがのちに黄色くなり、一つの枝に白い花と黄色い花が入り混じる。

17.05.02花と緑の振興センター

09.05.01小石川植物園

09.05.01小石川植物園

09.05.23小石川植物園実はひょうたんのような形で赤く熟すが有毒

補足


ヒョウタンボク ハナヒョウタンボク
花冠 1.5-1.7cm、放射相称 2cm、唇形で左右相称
花柄 長い(5-15mm) ごく短い (2-4mm)
果実  2個の果実の基部が合着し瓢箪型 2個並ぶが合着しない  

葉身2-5cm、幅1-3mm

の卵形~長楕円形

葉身は5-9cm、幅2-4cm

の卵状長楕円形