樹木解説
株立ちになり高さは2-5mになる。本年枝は紫褐色を帯び、皮目が多い。古い枝の樹皮は灰褐色で縦に薄く裂けて剥がれ落ちる。葉は対生、長さが4-11cmの楕円形または卵状楕円形で先端は鋭く尖り、基部は広いくさび形または円形、ふちに細かい鋸歯がある。表面には短い毛がまばらにあり、裏は全体に白い毛が密生して全体に白っぽく見えるが、主脈上はほとんど無毛。5-7月、本年枝の先端や葉腋から散房花傍をだし、淡紅色または紅色の花を2-3個ずつつける。花冠は長さ2.5-3.5cmの漏斗形で、筒部は短く、先は5裂する。雄しべは5個。花糸は花冠の半ばまで合着し下部には毛がある。雌しべは1個、花柱は花糸よりやや長く、先端には円盤状の柱頭がある。萼は5全裂し、萼片は長さ約5mmの線形。
10.05.02小石川植物園 |
10.05.02小石川植物園 |
15.05.19日光植物園 |
17.07.14白馬五竜 |