サンゴジュ(珊瑚樹)
別名
科属 スイカズラ科ガマズミ属
学名 Viburnum odoratissmum var. awabuki
性状
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常緑小高木
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葉の分類
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対生、単葉、広葉、切れ込みなし、鋸歯なし
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類似
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備考
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参考: 葉っぱでおぼえる樹木(柏書房)/日本の樹木(山と渓谷社)/樹に咲く花(山と渓谷社)
樹形
10.10.03秩父
樹木解説
高さは普通5-6m、高いものは15mになる。枝は灰褐色。葉は対生し、長さ8-20cmの長楕円形、質は厚く、光沢がある。6-7月、枝先に大形の円錐花序をだし、白い花を多数つける。核果は長さ7-8cmの楕円形で、赤から藍黒色に熟す。
12.03.25愛媛県松山市 |
12.03.25愛媛県松山市 |
11.03.30上福岡 |
09.06.10目黒 |
11.06.18上福岡 |
14.05.20森林公園 |
09.07.10分倍河原 |
10.10.08森林公園 |
補足
夕がたになれば寝間のまえのこんもりとした珊瑚樹のしげみに大勢の雀がねぐらをもとめにきて首をふって嘴をといだり、枝をあらそってつつきあったりして騒ぐ。おてんとう様がかくれてやがて残りのうすい光も消えてゆけばひとつふたつ、ちゅく、ちゅく、と寝おくれてものまでが黙って静かになってしまう。その雀たちをお友だちのようにおもって、三番烏が鳴いてもまだ起きずにいるとねぐらをたってゆく彼らがちゅうちゅういいだすのを自分の寝坊を笑っているような気がして大急ぎで床をでる。珊瑚樹はその名にそむかぬ真紅の実をむすぶ。柔らかな苔のうえに落ちているのを拾うのもうれしい。(「銀の匙」中勘助)