ネズミモチ(鼠黐)

別名 タマツバキ
科属 モクセイ科イボタノキ属
学名 Ligustrum japonicaum

性状
常緑小高木
葉の分類
対生、単葉、広葉、切れ込みなし、鋸歯なし
類似
備考

参考: 葉っぱでおぼえる樹木(柏書房)/日本の樹木(山と渓谷社)/樹に咲く花(山と渓谷社)

樹形

11.06.04上福岡

樹木解説

高さ6-8mになる。葉は対生し、長さ4-10cmの卵形。先は尖り、革質で光沢がある。6月頃、本年枝の先に長さ5-12cmの円錐花序をだし、白い花を多数つける。花冠は長さ約5mmの筒状漏斗形で4深裂し、裂片は反り返る。果実は長さ7-10mmの楕円形で黒紫色に熟す。色と形がネズミの糞に似て、枝葉はモチノキににている。同類のトウネズミモチは葉が透かして見ると葉脈が透けて見えるが、ネズミモチは葉脈が透けて見えない。

08.12.06森林公園

08.12.06森林公園

08.12.06森林公園

11.06.04上福岡

11.06.04上福岡

11.06.04上福岡

11.06.04上福岡

09.09.26上福岡

補足

項目 ネズミモチ トウネズミモチ 備考

6月、5-12cmの円錐花序、

花冠は5-6mmの筒状漏斗形

6-7月、10-20cmの円錐花序、

花冠は3-4mmの筒状漏斗形

トウネズミモチの方が

花序が大きい 


果実

10-12月、8-10mm,楕円形

10-12月、8-10mm、球形に近い楕円形

対生、長さ4-8cm、幅2-5cm、

中央部がもっとも幅がある

葉先は鋭頭

対生、長さ6-12cm、幅3-5cm、

基部がもっとも幅がある

葉先は鋭尖頭

トウネズミモチの方が

葉が大きい  

区別 陽にかざしても脈が透けて見えない 陽にかざすと脈が透けて見える