樹木解説
高さは約2mになる。枝はほとんどしだれない。葉は三出複葉、小葉は広楕円形または広倒卵形で先は円形。6-9月、葉の脇から長い総状花序を出し、紅紫色で長さ1.3-1.5cmの蝶形花を開く。萼は4深裂し先は長く尖る。豆果は長さ約1cmの平たい楕円形。
12.09.04東京都薬用植物園 |
12.09.04東京都薬用植物園 |
09.09.20神代植物公園 |
10.09.09神代植物公園 |
小説の木々
夏の暑さはうすらぎ、山間部には山萩の紅紫色花弁がひらきはじめていた。好天の日が多かったが、雷鳴がとどろき稲妻が走って驟雨が町を白く煙らせる日もあった。(「破獄」吉村昭)