サイカチ(皂莢)

別名
科属 マメ科サイカチ属
学名 Gleditsia japonica

性状
落葉高木
葉の分類
互生、複葉、偶数羽状複葉、切れ込みなし、鋸歯なし
類似
備考

参考: 葉っぱでおぼえる樹木(柏書房)/日本の樹木(山と渓谷社)/樹に咲く花(山と渓谷社)

樹形

09.05.01小石川植物園

樹木解説

高さは15mになる。樹皮は皮目が多く、枝が変化した大型の棘がある。葉は偶数1-2回羽状複葉。小葉は8-12対で長楕円形。6月頃総状花序を出し、淡黄緑色の小さな花をつける。花弁は4個。雄しべは8個、雌しべは1個。豆果は長さ約30cmでねじれる。

09.05.01小石川植物園

10.02.06多摩森林科学園

09.05.01小石川植物園

09.05.01小石川植物園

11.08.09森林公園

12.08.23赤塚植物園

10.02.14小石川植物園

10.02.14小石川植物園

小説の木々

省吾はふーと息をついて、梅の木の隣りの、サイカチの枝に目をやった。天婦羅にすると旨い若芽の季節は過ぎてしまったが、実がなれば痰を切る薬になる。「冬は芋を、夏は味噌を運ぶそうだ」貞次郎は力なく、つづけた。省吾はサイカチから貞次郎の横顔に目を移して言った。(「つまをめとらば」青山文平)