モミジバフウ(紅葉葉楓)

別名 アメリカフウ
科属 マンサク科フウ属
学名 Liquidambar styraciflua

性状
落葉高木
葉の分類
互生、単葉、広葉、切れ込みあり、鋸歯あり
類似
備考

参考: 葉っぱでおぼえる樹木(柏書房)/日本の樹木(山と渓谷社)/樹に咲く花(山と渓谷社)

樹形

11.06.06浜松町

樹木解説

高さは25mになる。樹皮は淡紅褐色。若枝は淡褐色でコルク質の稜(そば)ができる。葉は長さ、幅ともに12-18cmで掌状に5-7裂する。質は薄く、裏面主脈の基部に黄褐色の毛が叢生する。葉柄は8-10cm。晩秋に紅紫色に色付く。花期は4月頃。雄花序は長さ5-8cm、雌花序は帯緑色の球形で1個が垂れ下がってつく。集合果は直系3-4cmの球形でさび色に熟す。

12.07.15上福岡

12.07.15上福岡

08.11.01浜松町

08.11.10川越

09.10.10森林公園

09.10.10森林公園

09.11.01宇都宮

12.06.22広島県庄原市

11.05.08森林公園品種ロタンディローバ

11.05.08森林公園

11.05.08森林公園

11.05.08森林公園

小説の木々

かっては桜並木として親しまれていたが、晴之が役所に入ったばかりの頃にすべて抜かれ、アメリカフウという木に植え換えられた通りである。晴之自身も、あれは何のためだったのかと疑問に思った覚えがある。「市民があれだけ反対したのに、市のあほ役人どもは、桜は虫がつきやすいから街路樹に向いていない、アメリカフウという木は虫に強いからそういう心配はないの一点張りで、由緒ある桜を全部抜きやがったんやど。ところが何や、あの虫は」確かに返す言葉はない。虫がつかないと説明して強引に植え換えられたアメリカフウからは毎年、気味の悪い毛虫が大量に落ちてきて、市民の苦情が絶えない。(「とげ」山本甲士)