シキミ(樒)

別名 ハナノキ、ハナシバ
科属 シキミ科シキミ属
学名 Illicium anisatum

性状
常緑小高木、低木
葉の分類
互生、単葉、広葉、切れ込みなし、鋸歯なし
類似
備考

参考: 葉っぱでおぼえる樹木(柏書房)/日本の樹木(山と渓谷社)/樹に咲く花(山と渓谷社)

樹形

10.03.11神代植物公園

樹木解説

高さ2-5mで時に10mになる。葉は互生し、長さ4-10cmの倒卵状広披針形で厚く滑らかである。3-4月、葉腋に淡黄白色で直径3cmの花が咲く。花弁と萼片はともに線状披針形で12個。果実は8-12個の袋果が星型に並ぶ。9-10月に熟すと裂け、有毒の種子を出す。

08.11.12五反田

09.09.26赤塚植物園

09.02.12五反田

09.07.23上福岡

小説の木々

その日も、雨の日を除いて毎朝そうしてくれるようにタイコーは千代子の代わりに墓参りに行ってくれたのだ。シキミの枝を差した、墓前の備え付けの花瓶に水を足してくれたのだ。・・もうずっと墓には参っていなかった。いまシキミの葉は時化の強風で墓のまわりに無残に散らばっているだろう。タイコーがいない以上、それを拾い集めてくれる人はいない。(「九年前の祈り/悪の花」小野正嗣)

よくわかんないのが、祭壇に差してある木の枝だ。つやつやした緑の葉をいっぱいつけている。「しきびや」とヨキさんは言った。「墓参りのときも持っていく。おまえんとこでは使わんか?」うーん、どうなんだろう。見たことなかった。お盆の墓参りにも、葉っぱのついた木の枝は持っていかないなあ。花は持っていくけど。(「神去なあなあ日常」三浦しをん)