樹木解説
高さは大きいもので25mにもなる。樹皮は厚く、灰黒褐色で斑点があり、割れ目はないがザラザラする。葉は互生し、長さ4-10cmの広卵形または楕円形でふちの上部に鈍鋸歯がある。4-5月、淡黄褐色の小さな雄花と両性花が開く。雄花は本年枝の下部に集まってつき、萼は4裂し、雄しべが4個ある。両性花は上部の葉腋に1-3個つき、雄しべが4個、雌しべが1個ある。果実は直径6-8mmの広楕円形または卵状球形で10月頃赤褐色に熟す。果柄は長さ5-15mm。
13.04.17小石川植物園 |
14.04.19東京都薬用植物園葉は互生、葉脈がはっきりしている。 |
13.04.17小石川植物園葉脈が鋸歯に沿っており、鋸歯は葉身上半分である。 |
11.10.08森林公園 |
補足
けやき |
えのき |
むくのき |
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葉縁 | 縁全体にギザギザが入っている | 葉のギサギザが葉の上半分にしかない | 縁全体にギザギザが入っている |
葉面 | 表面に毛が多い |
裏面に光沢があり、ほとんど毛がない |
表面に毛が多くざらついている |
葉脈 | 側脈がほぼ同じ間隔 |
三行脈が目立ち、ここから分かれた脈は先が内側に曲がる |
基部の側脈からさらに外側に分かれた脈がはっきり見える |