樹木解説
高さは30m、直径4mになる。樹皮は淡灰褐色で、皮目が浅いすじになって割れ、薄片となってはがれる。葉は互生し、長さ4-10cmの卵形または狭卵形でふちには鋭い鋸歯がある。質はやや薄く表面はざらつく。5月頃、葉が開くと同時に淡緑色の小さな花が咲く。雄花は本年枝の下部に集まってつき、雌花は上部の葉腋に1-2個つく。萼は5裂する。果実は直径7-12mmの卵状球形で黒く熟す。
14.04.17筑波実験植物園老木は鱗片状で剥がれる |
14.04.17筑波実験植物園 |
12.07.01川越基部に3つに分かれる葉脈が目立つ |
09.09.21上福岡 |
09.09.21上福岡 |
10.05.02小石川植物園 |
10.05.02小石川植物園 |
10.10.27森林公園秋になると黒く熟し食べられる |
補足
けやき |
えのき |
むくのき |
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葉縁 | 縁全体にギザギザが入っている | 葉のギサギザが葉の上半分にしかない | 縁全体にギザギザが入っている |
葉面 | 表面に毛が多い |
裏面に光沢があり、ほとんど毛がない |
表面に毛が多くざらついている |
葉脈 | 側脈がほぼ同じ間隔 |
三行脈が目立ち、ここから分かれた脈は先が内側に曲がる |
基部の側脈からさらに外側に分かれた脈がはっきり見える |