ムシトリスミレ(虫取菫)

別名 
科属 タヌキモ科ムシトリスミレ属
学名 Pinguicula vulgaris

性状
多年草
葉の分類
根生、単葉、広葉、切れ込みなし、鋸歯なし
類似
備考
食中植物
参考:原色山野草(家の光協会)/続原色山野草(家の光協会)

樹形

16.07.23神代植物公園温室

草花解説

北海道から四国にかけての高山(亜高山帯)の岩の上などに生える。花は一見スミレに似ているが、花弁が合着しており、菫の仲間ではない。根元に数枚の長さ3-5cmの葉を広げる。形状は長楕円形で葉柄がない。葉の表面は天辺に粘液の球を付けた細かい腺毛で覆われ、粘りつけられ動けなくなった虫を消化吸収する。花期は6-8月。花茎は高さ5-15cm立ち上がるが次第に曲がって先端は下を向き、その先に横向きの花をつける。花は径1.5-3cmほどの唇花型で、紫色、ピンク、白。花色は個体差が大きく完全な白花(シロバナムシトリスミレ)もある。

16.01.26神代植物公園室内

16.01.26神代植物公園室内

16.01.26神代植物公園室内

16.07.23神代植物公園温室

補足