武蔵御嶽神社の前を過ぎ、ケーブルカーから反対の斜面を奥の院方向に進んでいくと、歩きやすい山道が二手に分かれる場所があり、右手は奥の院、その分岐点に、大きな杉が立っている。この杉が「天狗の腰掛け杉」と呼ばれるのは、枝の形を見れば納得。枝が水平に伸びてさらに直上に伸びた不思議な形をしている。まさにここに天狗が腰を掛けて見下ろしている姿を想像したのだろう。
　御岳山には名木として数えられている樹が天狗の腰掛け杉を含めて11本ある。

推定樹齢：350年、幹周：6.5m、樹高：60m（案内板による）

出展：立て看板情報より