シナミザクラ(支那実桜)

別名 カラミザクラ(唐実桜)
科属 バラ科サクラ
学名 Cerasus pseudocerasus (Lindley) G.Don

性状
落葉小高木
葉の分類
互生、単葉、広葉、切れ込みなし、鋸歯あり
類似
備考
ヤマザクラ・ソメイヨシノなどの実は苦いので食べないが、ミザクラと呼ばれる種類は大粒で美味な果実をつける。普通さくらんぼとして売られているものは、西洋実桜で支那実桜は中国在来種。

参考: 葉っぱでおぼえる樹木(柏書房)/日本の樹木(山と渓谷社)/樹に咲く花(山と渓谷社)

樹形

10.03.06小石川植物園

樹木解説

開花時期は早く、3月上旬。葉の展開に先立って花を咲かせる。枝先に散形状の花序を出し、花径15~25ミリくらいの淡い紅色を帯びた一重の5弁花をつける。一房には2~3輪の花がつく。雄蕊が長いのが特徴。花びらは横に平らに開く。雄しべは40本くらいあり、雌しべは1本である。葉は楕円形で、互生。葉のつけ根は心形で、葉の先は鋭く尖る。葉の縁は重鋸歯となる。樹高は小高木程度で大きさは10m以内。木の表面は灰色じみた褐色であり、皮目が点在する。

10.03.06小石川植物園

12.04.17花と緑の振興センター

10.03.06小石川植物園

14.05.08花と緑の振興センター

樹名:ミョウショウジ
学名:Prunus x introrsa 'Myoshoji'
交配:寒緋桜と支那実桜の交雑種
花弁:淡い紅色、一重、花径2cmの小輪
備考:内側に曲がる特徴

16.03.21花と緑の振興センター

16.03.21花と緑の振興センター

16.03.21花と緑の振興センター

補足

 

シナミザクラ

セイヨウミザクラ

備 考

サクランボの味

すっぱみが強い、観賞用

佐藤錦等食用はこの種  
結実

一本で結実する

1本では結実しにくい  
花弁

直径15-25mm、5枚一重、淡い紅色、花びらは180°近くに開く、花弁の先は凹む

直径25-35mm、5枚のほぼ白い花びら、花弁の先は凹まず円形


萼片

萼片は直立か開出

萼片は反り返る