ニッケイ(肉桂)

別名 
科属 クスノキ科クスノキ属
学名 Cinnamomum sieboldii/okinawense

性状
常緑高木
葉の分類
互生、単葉、広葉、切れ込みなし、鋸歯なし
類似
備考

参考: 葉っぱでおぼえる樹木(柏書房)/日本の樹木(山と渓谷社)/樹に咲く花(山と渓谷社)

樹形

14.04.17筑波実験植物園

樹木解説

高さ10-15mになる。葉は互生し、長さ8-15cm、幅2.5-5cm。3脈が目立つ。革質で光沢があり,全縁。2本の支脈は、葉の先端付近まで達する。5月、新葉の展開とともに咲く。葉腋から花序がのび、枝分かれして総状の花序を形成する。花弁は6枚、雄しべも6本であるが、萼が同じような形であるので、8-9枚のように見える。果実は秋に黒く熟す。
ヤブニッケイは、葉の先まで達せず、肩のあたりで消失する。裏面は伏毛があり灰白色。ヤブニッケイは無毛で淡い緑色。液果は長さ約1.2cm。ヤブニッケイに比べると、杯状の果床の部分が深いのが特徴。大きさはひとまわり小さい。

14.04.17筑波実験植物園

14.04.17筑波実験植物園

09.07.11森林公園

16.05.26小石川植物園

補足

 

ニッケイ

ヤブニッケイ シロダモ
葉形

葉身10-15cm、

幅2.5-5cmの長楕円

葉身7-10cm、

幅2-5cmの長楕円

葉身8-18cm、

幅4-8cmの卵状長楕円

葉脈 脈が目立つが2本の支脈は先端近くに達する 脈が目立つが2本の支脈は肩の辺りで消失

脈が目立つ、枝先に集まってつく

葉柄 8-15cm 8-18cm 2-3cm
5-6月 6月 10-11月
果実 液果、10-11月、黒紫色 液果、10-11月、黒紫色 液果、10-11月、赤色