樹木解説
カエデ類のうち複葉の葉を持つのは、このミツデカエデとメグスリノキのみ。ミツデカエデの葉柄は長く小葉の長さと同じくらいであるのに対して、メグスリノキの葉柄は小葉の半分ほどで短かく小葉には鋸歯がある。
高さは10-15mになる。樹皮は帯褐灰色でなめらか。葉は三出複葉で対生する。小葉は4-8cmの卵状楕円形で、ふちには粗い鋸歯がある。裏面の脈上にはまばらに白い毛がある。4-5月、長さ4-15cmの総状花序を垂らし、黄色の小さな花を多数開く。花弁と萼片は4個。雄花の雄しべは4-5個。雌花に雄しべはない。果序は長さ10-20cmで下垂する。翼果は長さ2.5-3cmで余り開かない。
10.04.28神代植物公園 |
10.04.28神代植物公園 |
12.04.20神代植物公園 |
13.09.23神代植物公園 |