樹木解説
直立する大木になり、高さ30m、胸高直径1mに達する。樹皮は灰色がかった赤茶色で亀甲状にはがれる。葉は扁平な針状で、表面は深緑でつやがあり、主軸に沿って窪みがある。先端が少しくぼんでおり、葉先が二つに分かれたようになっている。その点でモミにも似ているが、モミは二つの先端が鋭く尖っているのに対して、ツガは丸まっている。また、枝からの葉の付き方がモミとは若干異なっていることで識別できる。球果は小柄で楕円形、長さ2.5cm程度で、枝先にやや下を向いてぶら下がる。(Wikipedia)
11.01.30森林公園 |
11.01.30森林公園 |
09.10.10森林公園 |
13.01.25京都府立植物園 |
小説の木々
山あいの谷から流れてくる小さな川に魅かれ、ボートで行けるかぎり遡ってみることにしました。数えきれないほどのサケが、倒木のよどみに休んでいます。ふと見上げると、ハクトウワシがツガの大木に止まり、じっと私たちを見おろしていました。なぜ逃げなかったのだろうと思うほど、手の届きそうな近さだったのです。(「旅をする木」星野道夫)