トケイソウ(時計草)
別名
科属 トケイソウ科トケイソウ属
学名 Passiflora caerulea
性状
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常緑つる性低木
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葉の分類
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互生、単葉、広葉、切れ込みあり、鋸歯なし
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類似
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備考
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参考: 葉っぱでおぼえる樹木(柏書房)/日本の樹木(山と渓谷社)/樹に咲く花(山と渓谷社)
樹形
14.05.28埼玉県ふじみ野市
樹木解説
葉は掌状に深く5~9裂する、裂片は全縁。葉柄には腺体が2-6個あり、基部には托葉がある。夏から秋にかけて、直径7-10cmの花を開く。花弁と萼片は淡紅色または白色で、両者の形は似ており10弁花のようにみえる。内部に糸状の副花冠が多数あり、基部と先端が紫色で中央が白色。果実は鶏卵ほどの大きさで先がややとがる。
09.05.12白金台 |
14.06.09埼玉県ふじみ野市 |
09.09.13上福岡 |
10.09.25上福岡 |
09.05.14白金台 |
09.05.17上福岡 |
10.09.25上福岡 |
14.05.28埼玉県ふじみ野市 |
小説の木々
古風な飾り戸棚の中の和紙の人形や漆の小箱は女性らしい繊細な趣味を感じさせる。隣に小ぶりのオーディオセットとCDラック。CDの背に黄色いドイツグラモフォンのレーベルがならんでいるということは、鑓水が言っていたとおり朝子もクラシックファンであることを示している。窓際のコンソールデスクの大きな花瓶には、薄い水色のトケイソウが玄人はだしの腕前で美しく活けてあった。(「天上の葦」太田愛)