ムカゴトラノオ(零余子虎の尾)

別名 
科属 タデ科イブキトラノオ属
学名 Bistorta vivipara

性状
多年草
葉の分類
互生、単葉、広葉、切れ込みなし、鋸歯なし
類似
備考
参考:原色山野草(家の光協会)/続原色山野草(家の光協会)

草形

16.07.31長野県千畳敷

草花解説

茎は根出葉の間から直立し、枝を分けないで、高さ5-30cmになる。根出葉は数個つき、長い筒状の鞘をもつ葉柄があり、葉身は長さ1-12cm、幅0.5-3cmになる広楕円形から披針形。茎につく葉は互生し、小さくて細く、葉柄はない。6-9月、茎先に穂状花序を1個つけ、花穂は細長く、長さ2-10cmになり、白色または淡紅色の花を密につけ、下部の花はとっくり形のむかごになる。花に花弁はなく、萼が花冠状に深く5裂する。雄蕊は8個あり、花糸は萼片より少し長い。子房の先に花柱が3個つく。果実は3稜をもつ長さ約3mmの痩果になる。花が終わっても結実することはなく、花穂の下部につくむかごが穂軸から落ち、新苗となり繁殖する。

16.07.31長野県千畳敷

16.07.31長野県千畳敷

16.07.31長野県千畳敷

16.07.31長野県千畳敷

補足